外伝・朔の月 続きパロ
「武士に二言はない」ならぬ「兵士に二言はない」という故事が古代ヒッタイトにも
あったのだろうか?
カッシュはカイルの約束のとおり『裸踊り』をすることになった。
「これから元老院会議をはじめる。今日の議題は
カイル殿下に雇われたカッシュの裸踊りの演出についてだが……」
イル=バーニの父パルタスヒ・バーニが硬い表情で議題を告げる。
「カッシュ殿には全裸で両手にお盆を持って陽気な音楽で
町をまわってほしいですな。ふふふ」
議員Aがニヤニヤしながらいった。
「いいや、せっかく裸になるのですから王宮の前に大きな舞台を設置し、
ピンクの照明に、色っぽい音楽に乗せて華麗に舞ってもらうというのはどうでしょう。ぐひひ」
議員Bがヨダレをたらしながらいった。
「私は議員A殿の意見に賛成です。やはりヒッタイトの伝統を守り
かつシンプルに裸踊りはされるべきです」
議員C。
「いいえ! どうせなら裸踊りは豪華に! 華やかに!
ピンクのネオンに艶やかな音楽。派手な舞台は民衆の活気にも
つながるでしょう。私はピンク舞台に1票を投じます」
議員D
「いいや、お盆だ!」
「いいや、ピンク舞台だ!」
「お盆は漆塗りだぞ!」
「ピンク舞台ではカッシュ殿に『ちょっとだけよ、あなたも好きねぇ〜』
と言ってもらうぞ。カトちゃん、ペッ!」
「お盆だ!」
「舞台だ!」
元老院会議は二つに意見は割れ、収集がつかない状態であった。
イルの父、パルタスヒ・バーニは頭を悩ます……。
その頃、神官見習いとなったテッサにカッシュのヘアヌード写真集発売の知らせが届いた。
「兄さまのヘアヌード写真集。印税が入ってくれば私たちの生活は安泰だわ!」
テッサは印税に胸を膨らませていた。
がんばれカッシュ! 弟妹たちのためにこれからカイルに仕え、
身も心も犠牲にするのだ!(笑)
***
新刊、やっとでましたね。嬉しいです。
内容も天河の雰囲気がそのまま伝わってきていいですね。
でも
カッシュの弟妹の名前は
アッシュ
カッシュ
サッシュ
ダッシュ
ナッシュ
ハッシュ・ド・ビーフ
・・・・・(以下続く)
ではなかったのかぁ〜。残念。
イル=バーニの父の名前もイシ=バーニでもイカ=バーニでもなく
パルタスヒ・バーニなんて舌噛みそうな名前だし。
これはきっとルサファの兄弟の名前も
ルサド
ルサレ
ルサミ
ルサファ
ルサシ
・・・・・(以下続く)
じゃないんだろうなぁ〜(当たり前じゃ!)
このネタは今から9年くらい前に作った天河履歴書が元ネタなんですけれど、
今読み返してみると……。
10巻の資料からいくと締まり屋のカッシュの父は早く亡くなり
おしゃれ好きの母と妹を抱えて苦労しました。(笑)
とか……
ルサファの一家は音楽家。だがルサファは軍人になりたかった。
そのときの会話。
「お前は楽士の父を裏切る気か?」
「父上、俺はどうしても弓兵隊に入りたいんです。」
「なら出て行け!!!」
ガッチャン!ちゃぶ台をひっくり返す。
☆☆☆
なんて勝手なこと書いてます。
外伝でカッシュだけでなく、ルサファやミッタンナムワのなれそめも
見たいですね。
そうですね、タイトルは
天河外伝〜ルサファ、ちょっとLの世界〜
天河外伝〜ミッタンナムワ、失恋でハゲました〜
なんてどうでしょう(笑)。
それでは続きが出ることを祈って、今日も皆さん元気で頑張りましょう!(*^。^*)