赤髪の白雪姫2次小説
4.勉強家な白雪

生理になってしまった白雪は、ゼンに口でしようかと提案します。R18です。
シリーズですが、こちら単体でも読めると思います。

***

 ゼンが白雪の元に通うようになって3カ月が過ぎていた。
月に1〜2回だが、人が寝静まったころ、ゼンは白雪の部屋をこっそり訪れていた。
 今日も、ゼンが部屋に来る日。最初の頃と比べてだいぶ慣れてはきたが、やはりドキドキする。
気持ちが落ち着かない白雪であった。今日は先日買ったパステルピンクのワンピース風の寝間着を着ていた。
胸元に控えめなフリルがついていてシンプルだが白雪の髪色とも合うかわいらしい寝間着である。
多分ゼン好みの衣装だろうと思ってこの日のために購入したのである。
 部屋の片づけをしながら待っていた白雪に、ふと妙な感覚が体に突き抜けた。
 もしかして、まさかこの感覚――。
 白雪は部屋を出て確認しに行った。
 ――やっぱり、月のもの、生理になってしまった。予定ではあと2、3日先だと思ったのに……。
 これからゼンが来るのどうしよう……ってどうしようもないか。
 一人納得し、とりあえず部屋の片づけを最後まで続ける。
 ゼンには事情を話してお茶でも飲んで今日は部屋でのんびりしてもらおう。
そういえば、ロカ茶を部屋に持って帰ってきてあったっけ。きっと仕事で疲れてると思うし、
今日は甘いロカ茶でもご馳走してあげよう。白雪はお茶のセットの準備も始めた。


 夜半過ぎ、ゼンが白雪の部屋に来た。
 月のものになってしまったと伝えると、それは仕方ないと納得してくれた様子だった。
 用意したロカ茶を、白雪は椅子に座り、ゼンはベッドに腰かけて向かい合ってお喋りをしながら飲んでいた。
お茶がほぼ飲み終わったところで、白雪はゼンの隣に移動した。ゼンの腕にそっと両手をからませ、肩に軽く頭を乗せた。
「ちょっとだけ、こうしてていい?」
 いいと言ってくれるものばかりと思っていたのに、ゼンは何も言わず白雪の腕をほどこうとする。
「ゼン?」
 名前を読んだときには、すでに白雪とゼンの間に一人分のスペースがあった。
 なんで急に避けられるのだろう。今までこんなことなかったのに。白雪は呆然とする。
「ど、どうしたの? 何か私、嫌われるようなことした?」
「いや……そんな風に寄ってこられると…我慢ができなくなるというかなんというか」
 こちらを見ないでゼンがぼそぼそ独り言のように呟く。
「は?」
「今日は白雪、月のものだから何もしないわけだろう。だけど、そんな風に寄ってくると我慢が……」
 そう言うゼンの顔は少々赤い。
「ええっ! こんなちょっと腕組んだだけでダメなの?」
 白雪は驚く。
「だいたいその服はなんなんだよ! そんな丈の短いかわいい服着て……目のやり場にも困るんだよ」
 ああ、そういうことか。やっぱりこのパステルピンクの寝間着はゼンの好みだったのだ。
「ゼン、こういうの好きかなと思って買ったの。嫌い?」
 逃げるゼンに面白そうにわざと近寄る白雪。更にゼンは遠ざかろうとする。
「好きだよ。好きだから……お願いだからそんなに寄らないでくれ。我慢できなくなる」
 白雪は更に近寄り、真正面から勢いよくゼンに抱きつく。そして耳元でそっと囁く。
「口でしようか」
「はあ?」
 ゼンが突拍子もない声を上げる。
「いつも私がしてもらってるから、今日は私がお口でしてあげる」
 ゼンの首に腕を回したままの姿勢で、彼の顔を真正面から見つめる。
「お前……勉強しただろ! 図書室の本で! あれほど勉強なんかしなくていいって言ったのに!」
「えへへ」
「えへへじゃない……うっ!」
 白雪はゼンの唇をふさぐ。ゼンの上唇と下唇を交互に軽く吸い上げ、そのまま口の中に舌を入れ絡ませる。
お互いの唾液が口の中で混ざり合う。唇を離す二人の間にツーっと糸を引いた。
 白雪は色っぽい瞳でゼンを見つめる。
「ほら、やっぱりこんなに大きくなってる」
 白雪はためらいもなくゼンのズボンから浮き出たものを触る。
「やめろ、白雪。本当に、本当にもう我慢できない」
 ゼンが苦しそうに訴える。
「我慢しなくていいよ。今日は本当に私が口でしてあげる。初めてだから……上手くできないかもしれないけど……」
 白雪はゼン首筋や胸にキスをしながら、ゆっくりと彼の服を脱がせる。
ゼンはベッドに座ったまま為されるがままになる。いつもと逆である。
ズボンも脱がせると、ゼンの雄が天井に向かって一直線になっていた。
「すごい、こんなに大きい」
 白雪はゼンの股の間に入り、そっと、大きくそそり立った雄を両手で掴む。
左手は根元、右手はその頂上に沿える。右手の親指で、頂上をゆっくりと撫でる。
「うっ、白雪……」
 名前を呼ぶゼンを無視して、右手で撫でている雄の頂に顔を近づけ、まっすぐに見る。
「ふうん、先っぽは穴が二つあるんだね。上が尿道で下が精液が通る方かな? 構造的に」
 雄の先端をまじまじと観察しながら白雪は呟く。
「な、何言ってるんだお前」
「本にはそこまで書いてなかったから。そうかなぁ〜と思って」
「やっぱり、本で勉強してるんじゃないか!」
「ふふふ」
 笑いながら、白雪はゼンの雄の先端にそっとキスをした。先端の裏筋を舌で舐め、
そのまま亀頭にしゃぶりつく。亀頭をすっぽり口の中に収め、舌でゆっくりと何度も舐めまわす。
徐々に竿の部分が固くなってくるのが白雪にも感じられた。
「し、しら…ゆき……、一体どんな本読んで……うっ!」
 白雪は一度口に含んでいた亀頭を離した。竿の部分を上から下にゆっくりと撫で、
根元に皮の部分に集めて、両手で根元を抑える。
「皮を根元の部分に集めると、女の人の中に入った状態と同じような状態になるんだって」
 無邪気にそう言いながら、再び亀頭をくわえる。上下に軽くしゃぶりついた後、
ゆっくりとピストン運動をはじめた。白雪は目を閉じ亀頭とカリ首のあたりを何度も上下する。
その姿が、ゼンの真正面からよく見える。自分のために一生懸命にする白雪の行為は、
嬉しくもあり、恥ずかしくもあった。まさか今日、白雪にこんなことをされるとは……全く予想しなかったことである。
ゼンは手を伸ばし、白雪の赤い髪に触れ、そのまま腕と背中を撫でた。
白雪のピストン運動が徐々に早くなっていく、それに伴い竿の部分がどんどん硬度を増してゆく。
血液が集中し、ゼンの中で何かが集まってくるのがわかった。
「しら…ゆき……、で、出る!もう口を離せ!」
 白雪の肩を軽く押したが、動こうとせずそのままピストン運動を続けている。
 次の瞬間、ゼンの雄が、欲望を白雪の口腔内に発射した。白雪はその欲望をそのまま受け止め、ゴクリと飲み込む。
「なに……飲んでるんだ。出せ……」
 ゼンは少々息を切らせる。
「もう……飲んじゃった」
 亀頭から口を離した白雪の唇には白い液体がツーと糸を引いている。再び亀頭にくちをつけ、白い液体をすべて舐めとった。
「マテバシイの花の味ってこんな味かな?」
 白雪は呟いた。



 二人はそのままベッドに横になり、ゼンの腕枕でしばらく過ごした。
「まったく……白雪は勉強しすぎなんだよ」
 ゼンが呆れるように言った。
「ふふふ」
 白雪はゼンの胸の中に顔を埋めた。



 今日の白雪にはまいったな……そう思いながら、ゼンは白雪の部屋を後にし、自分の部屋に向かった。
 白雪が月のものだと聞いたときは、彼女の部屋でお茶だけ飲んで帰るはずだったのに……。
今日はいつもより早い時間に部屋に帰ることになりそうだと思っていたのに、いつもと同じ時間になってしまった。
 王宮の自分の部屋まであともう少しというところで、いつもと違う気配を感じた。
 おかしい、と思った時にはもう遅かった。
「よう、ゼン。随分遅い帰りだな」
 自分の部屋の前に、ミツヒデ、オビ、木々の3人がいたのだ。
3人とも、ゼンの部屋の前の壁に腕を組んでもたれかかっている。
「ゼン、こんなに遅くにどこに行っていた。説明してもらおうか」
 ミツヒデがいつになく険しい口調である。
 3人の鋭い視線にたじろぐゼンであった。


***
あとがき

実はこのお話よりも最終話を先に思いついて書いてしまいまして、もう少し話を長くして引っ張っても
いいかな〜と思っていたのですが、もはや気分は最終回なので5話分でやめました。
色々考えていた小ネタは他で使うことにします。
「こんなに白雪は積極的でいいのか? いいのか?」と不思議に思いながら書いていました。
まあ、たまにはいいだろうと思い書いちゃいました。あんまりこういうR18ネタ書く人いないかな〜と思って。
それでは次は最終話です。最終話はR18じゃないんです。



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