キャサリンねねとダニエルまむの
4〜5日目
ホーチミン
フエ→ホーチミン 5時30分起床。朝食を食べたあとフエ空港へ。7時15分の便でホーチミンに向かいました。 フエからホーチミンまで約一時間。そろそろ高度を下げてきたなと感じた頃、機内が以上に 揺れて、下げた高度をグンッと急に上げたんです。ザワザワ機内は話し声がしていたのに 一瞬にしてシーンと……。私もそうだけど乗客みんなびびったらしい(笑)。 「きゃー揺れてるよォ〜。怖いよ〜」 「大丈夫かなー。飛行機ってケツから落っこちるんだよ。私たち後ろから 2番目の席だよ!」 「でええええ! キムタクがんばってぇ〜!」 「当機はまもなく胴体着陸にはいりま〜す!なぁ〜んちゃって(笑)」 こんな会話をまむとしていたら、後ろに座っていた日本人の女の子が 本当に怖くなってしまったらしく、硬直していたらしい。もちろん無事に到着したんだけど、 確かに結構揺れてこわかった。でも、エジプトの国内線に乗ったとき、 着陸時にタイヤがパンクしてジェットコースター並に揺れたことと比べるとまだまだ!(爆) ホーチミン市内観光 歴史博物館
中央郵便局
サイゴン大教会
昼食を食べたあと、午後はショッピングに行きました。アオザイももちろんオーダーしました。 私は紫の薔薇柄アオザイとワンピースをオーダーしました。試着編は5日目のページを 楽しみにしてくださいませ♪雑貨屋さんやコーヒー屋さんなどいろいろ回りましたが、 そこで気づいたこと。 「ホイアンでもっと買い物してくればよかった!」 日本に比べたらホーチミンもすごく安いんだけど、おとといのホイアンはもっと安かった! サンダルなんかも値段が2〜3倍に跳ね上がっていて、もう後悔後悔後悔! ホイアンカムバーック!(T_T)/~~~ 夕食 実は私達、海外でそんなことをやってはいけません!状態の危険なことを今思えば やってしまいました。もちろん何もなかったけどね(笑)。 実はこの日の夕食はツアーの食事についていなかったんです。ここまで案内してもらって、 ホモガイド結構いい奴だと思ったんで、「ねえガイドさん、夕食イタリアンが食べたいんだすけれど、 ごちそうしますので一緒に食べにいきませんか?」とちょっと勇気をだして聞いたら、 「行きます。日本語ができる友人を連れてきますので、バイクでお店までいきましょう」 とニコニコ返事でOK!ちゃんと人数を揃えるなんて合コンみたい(爆)。 それより友達連れてくるって……もしかして おホモ達?(爆) おっと、いけないいけない。まあ、ちょっと危険かなぁと思ったのですが、 ガイドはきっとホモなので(←決め付けている・笑)大丈夫だろうということで、 7時にホテルの前で待ち合わせしました。 おホモだち……いえ、ちゃんと友達(Rさんといいます)も来ていて、私たち二人はバイクの後に乗って なんとノーヘルでホーチミンの喧騒の車道を駆け抜けました。 「きゃあああああああ」 ノーヘルでバイクに乗るなんて日本ではありえないことなので、思わず かわいらしく?悲鳴なんぞあげてみました(笑)。 それも海外ホーチミン。バイクが自転車状態で走っている交通規制もままならない 道路を走る抜けるという貴重な体験をしてしまいました(笑)。 連れて行かれたのはサンドイッチのお店。イタリアンと言ったんだけど きっと通じていなかったのだと思う……。ガイドの友達のRさん。日本語学校の 友達らしく、私達についたガイドより日本語は流暢だった。だけどね、 きっとこの人がガイドだったら、食事には誘わなかっただろうなぁと、思いました。 何故かって……私達の後ろの日本大陸しか見えてないのよ〜。 どうも日本LOVE、日本人大好き、日本語大好きで、日本に行きたくてどうしようも ない人だったんです。ベトナムから日本に来ることって、大変らしいんです。 査証(ビザ)がとれないそうです。滞在ビザでそのまま居座ってしまう外国人が多いから、 保証人がちゃんといないとビサさえとれない状態なのだそうです。 確かに、日本人と対等に話せるくらい勉強して文化も学んでガイドのお仕事もして…、 日本に行きたいって気持ちは痛いほどわかるんです。でも、保証人を探している みたいな話になってきちゃって、ちょっと「うげ〜」と思わざるを得ませんでした。 日本のドラマもよく知っていて、香取慎吾がベトナム人の『ドク』はもちろん、 星の金貨とかいろいろ知っていました。もちろんノリピーはアイドル?(笑) お友達のRさん、日本に行くなら北海道に行きたいと言い出し、「どうして?」と たずねたら「雪の降る寒い中、恋人とロマンチックに寄り添いたい」などと 言い出しました。「北海道は寒いんだよ!ベトナムと比べものにならないくらい!」 と説得しましたが、彼には通じませんでした。 「日本はお金持ちの国で物がたくさんある。日本に行きたい」とやはりしつこく 言っていたので、「あのね〜日本はそんないい所ではないよ〜。観光で数日くるなら いいかもしれないけど、物価高いし、家賃高いし、東京なんてみんな冷たいし」 「でも日本人は給料いっぱいもらっている」のようなことをしつこく言うので、 「給料の半分は住む場所に消えちゃうの。私達もこうして旅行きているけど、 一所懸命お金貯めて節約してやっと来てるのよ」 そう説得したけど通じませんでした。Rさんが喋っている間、ガイドのほうは殆ど口を 開きませんでした。Rさんがただただ、どんなに日本が好きで行きたいかを ずっーと語っていました。 『ビバ日本! 空の向こうに見えるのは輝かしき日本大陸。 夢と希望を乗せて、今日もガイドのおホモ達Rは保証人を探しているのであります』 まあ、ここまでは言いすぎかもしれないけど、「日本は日出処る国なんだよ」と言えば 「ほほう、やっぱり」と信じてしまいかねないような激ニッポンLOVE。 確かに日本語もすごく上手だから、今まで熱心に勉強して行きたい気持ちは本物かも しれないけど、こんな小娘に保証人とか言われてもねえ〜やっぱり引きますわ(ーー;)。 「このあとバーにいきましょー。私は明日4時にホテルに泊まっているお客さんを カンボジアに送りに行くのでそれまで時間あります」 おいおいおいおいおい(^o^)、この先行ったらそれこそリゾラバだよ。さすがにお断り。 「4時に送らなきゃ行けないなら早く帰ったほうがいいよ。私たちも明日 ホーチミン市街のお買い物に出るのでそろそろかえりま〜す♪」 二人は微笑みながらちょっとガクっとした表情をしていましたが、帰りも ちゃんとホテルまでバイクで送ってくれました。 私はガイドの後ろに乗ったのですが、途中で 「Rさんのことはどう思いますか?」 と聞かれたんです。う〜ん、なんて答えようと迷ったのですが、 「北海道が大好きでロマンチストな人だと思います」 当り障りがないようにこう答えました(笑)。 ホテルに帰ってきて 「ねえねえ、私達かなり貴重なそして一歩間違えれば危ないことしたよね」 「うんうん、でもまあ。何にもなかったからいいんじゃない?いい記念だよ」 「そーだね、まあ、あの保証人の話は引いたけど面白かったね」 「うん、面白かった!」 今日も充実した一日は終わったのであります。 |