キャサリンねねとダニエルまむの



1日目
成田〜ホーチミン

 2003年3月21日。世界はイラク開戦翌日という日に
ベトナムに旅立ちました。
 戦争が始まり、東南アジアでは原因不明の肺炎が
発生していると騒がれていたので、こんなご時世に
海外旅行する人なんてあんまりいないかなぁ〜と思いながら、
京○線特急に乗ると……なんとまあ!トランクを持った人々で
車内はいっぱいではありませんか!空港も人で溢れかえっていて
戦争なんてどこへやら〜という感じでした。
 しかし、やはり空港の警備は厳重で、まず電車を降りて
改札口を出ですぐ、空港に入る前にパスポートチェックが
ありました(前はなかったと思う)。
 搭乗手続きにも時間がかかるということだったので、
早めに並びました。トランクはすんなり通ったんですけれど、
機内持ち込みの荷物検査では、中を拝見されてしまいました。
ペットボトルのお茶を持っていっていたのですが、『液体』が
全部ひっかかってしまうのです。ガソリンや灯油など引火物の
危険性がないかどうかのチェックらしいです。同行者のまむが
リポビタンDを空港のロビーで飲んでいて、空き瓶を捨てるにも
ゴミ箱も塞がれていたので、そのまま持っていたのですが、
リポDが手荷物チェックにひっかかってしまい……

まむ「空き瓶なんですけれどゴミ箱がなくって……」
空港のおねーさん「これ……におい嗅いでもいいですか?」
おねーさん、リポビタンDのにおいかいでいました。
何もそこまでしなくとも……そう思いました(笑)。

成田空港、搭乗ゲート前
後ろのバスに乗って飛行機まで行きました

成田〜ホーチミン(ベトナムへ)
 11時成田発のベトナム航空でホーチミンへ向かいました。
飛行機が……今まで(と言ってもトルコとエジプトしか行ったことない)乗った国際線の中で一番小さかった……。
見た目も決してキレイとは言えない、かなり減価償却されているような機体でした。
機内のシートカバーとか剥がれてるし、テレビモニターも古くてちょっときたない……。
「飛ぶよね、きっとベトナムまで飛ぶよね」と不安な気持ちと一緒に、成田を飛び立ちました。
 でも、スッチーのおねーさんは赤いアオザイを着ていてとってもステキでした。
日本人とベトナム人らしきスッチーが搭乗していたのですが、日本人はシャキシャキしていて
サービス満点笑顔万点でした。でもベトナムのスッチーが……機内食とかその他色々、とっても粗雑。
アオザイはキレイだったんだけどやる気なさそうで、顔に『疲れてます』って書いてあるようでした。
 成田からベトナムまで約6時間のフライトです。日本時間18時ちょっと前にホーチミンに到着しました。
ベトナムは日本より二時間遅れなので、ここで時計を二時間戻して16時にします。
ベトナム航空ちょっとドキドキだったんだけど、着陸は『スッ〜』とすんなりと静かだったので、
「今のパイロットはきっと堤真一に違いない!(GOOD LUCK参考)」まむとそう話していました(笑)。
 空港を出たところで現地ガイドさんが『MSキャサリンねね MSダニエルまむ(仮名)』という
プラカードを持って待っていました。このベトナム旅行は、ツアーのはずなのですが、
戦争の影響か、肺炎の影響か参加者は私たち二人だけだったんです。ツアーという名の
個人旅行で、現地ガイドさん二人占めでした。



ホーチミン〜ホテルへ

ホーチミン市街(ホテルの窓より)
 ガイドさんに当日宿泊するホテルに
案内されました。
 今思えばすごくいいガイドさんだったのですが、
ちょっと日本語たどたどしくて、何考えてるか
イマイチつかめなくて、このときはかなり
不信感抱いていました。
 でも、これから4日間ずっとガイドして
もらわなきゃいけないんだし、
まずは話さなきゃ始まらない!歌でもしりとりでも
たくさんお話して、明日はガイドの心を開こう!
そうまむと語り合いました。そして次の日
本当に歌うことになります……(笑)。

夕食
 夕食はホテルのレストランでとりました。
左はウォーターメロン(すいか)のジュース。ウォーターなので、最初水が来るのかと
思ってちょっとビビッた(笑)。
 
 ホテルの中を散歩するとプールがありました。ヤモリがいて、まむは喜んでいたけど、
ねねはちょっと怖かった。ヤモリコワイ……。
ヤモリ……怖い……BYキャサリン



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