フィジー旅行記
5,6,7日目




【5日目】
 式の翌日の朝食は、部屋に運ばれた。
9時と言ったのに8時20分に従業員のオバちゃんたちが
ドカドカ用意していく。きっと希望の時間なんかはじめから
関係なかったのだろう。
部屋のバルコニー?にテーブルがセットされ、パンと卵とフルーツが
並べられた。俺(アスラン)も朝食のテーブルの上に並べられたので
一緒に食われるかと思ったが、とりあえず食われなかった。
この朝食に問題は特になかったのだが、食器が午後2時くらいまで
回収されなくって、残したゆでたまごがさらにゆであがって、
ドロドロ卵になっていて怖かった。
 式が終わったのでもう日焼けしても大丈夫である。
ねねと婿殿は、シュノーケリンググッズを借りて
シュノーケリングをした。
パンをあげると小さな魚がドバーッと寄ってくる。
これはなかなか面白い。水槽で見る熱帯魚たちがたくさんいるぞ!
残念ながら水中写真はないのでお見せできないが、
浅瀬でも小さな魚が結構見られる。
シュノーケリングをつけて背の立たない所まで、ねねたちは
行ったのだが、昼過ぎのことであった。
婿殿の様子が少しおかしい。途中で止まって
浮いたり沈んだりしている。婿殿ピンチ!足がつってしまったらしい。
ねねは後ろも水にスイスイ泳いでいく。後ろを振り返らない
前向きな女である。いや、今はそんなことに感心している場合
ではない!
(おーい! ねね! 婿殿ピンチだぞー)と叫んでみた。
俺のハートが通じたのか、ねねは振り返り、
婿殿の異変に気づき戻ってきた。
よかったな、ねね。未亡人にならなくて。俺のおかげだぞ!

スパはしなかったけど、海辺のスパの写真
【6日目】
 この日はマナ島を離れて、空港のあるナンディへたつことに。
マナの青い海を目に焼き付けておこう。

俺にも海を見せてくれ。
海は青いな大きいな〜♪

行ってみたいな古代ヒッタイト〜♪
行きはセスナだったけど、帰りは船で移動した。
セスナからの景色も綺麗だったけど、
珊瑚の海のクルーズも海の底が見えて綺麗だったぞ。
さよ〜なら〜マナ〜(^_^)/~
船の中より
ナンディのホテルに着いたのは、午後だったので
この日はホテルでのんびりすることに。
「そうだ! まだフィジーに来てこれをやってないわ!」
ねねがトランクから出したのは、天河トランプ。
まずは二人でババヌキ。どっちがババ持っているかすぐわかる
ババヌキなんて楽しいのか?と問いかけたくなる。
次に七並べ。これもまた、二人でやってもあまり面白くなさそうである。
ねねは天河トランプを並べられて大満足のようであるが
婿殿はあまり楽しそうでなかった。
【7日目】
 フィジー最終日はおみやげを買いにナンディ市内へ。
店の前でコスプレしたフィジー人のにーちゃんがいたので
一緒に写真を撮ってもらった。
 職場や友人をはじめ、ココナッツ石鹸やカレー粉、コーヒーなど
こまこましたものをたくさん買った。
なぜかエジプトグッズを発見。コースターである。
買わなかったけど。
 ホテルに戻ってきて周辺を散歩。蓮の池を発見。
水に棲む花ごっこしようとするねねを、婿殿が止めていた。
 ホテル内のプール。泉から出てきたイシュタルさま
ごっこができそうである。
変なポーズをとらないと写真に写れないねね。
ある意味かわいそうである。
夕焼けと海と俺。
う〜ん、絵になる。
ナンディの海はマナの海ほどの透明感はないが
夕日は綺麗だったぞ。
海にはサンセットクルーズの船。
そして俺。
俺の隣にいるのは、おみやげやさんで買った椰子の実の人形。
同じ背の高さなのでなんだか親近感である。
ねねが勝手に「ポコちゃん」と名づけていた。
ラムセスと名づけなくて良かった。
今はねね家のテレビの上にいる。
【8日目】
 最終日。10時くらいの飛行機でフィジーを離れるので、
8時にホテルを出発。一応ハネムーンなので、空港では
VIPルームを使用できることになっていた。
この先、あまり入ることはないと思われるので記念写真を撮った。
トイレもきれいだし、シャワーも浴びられて便利だな。
(浴びなかったけど)
フィジーで最後の一枚!
結婚式に滞在中の半分くらいの時間を使ってしまったので
100%のんびり満喫!というわけにはいかなかったけど、
ねねは念願の薔薇ドレスを着ることができたんで大満足である。
よかったな、ねね。ヨメに行けて。
そう思いながら窓からフィジーの最後の景色を見ると
涙が出てきた……。
俺の苦労もここで終わりだ……と思ったら、
GWにまとまった休みが取れたから、
中国に行くだと〜!? 俺も連れて行くだと〜?
ふざけんな〜!

俺の苦労はまだまだ続く。

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