天河布教



「これ私のバイブル。読んでね!」

ドン!

13〜14巻ぐらいまでだったかな?紙袋にいれた天河コミックスを
おしつけました。
「ふ〜ん」と言いながらパラパラとコミックスをめくります。

「まだまだ続きがこれと同じ位の量あるから、がんばって読むんだよ!」
ねねは天河を熟読するように言って別れました。

――数時間後。
向こうから電話がかかってきたので、ねね電話に出る。

「○巻まで読んだ。これは結構ハマルかも。
で、ねねはこのカイル皇子が好きなんだ。ふ〜ん」

まだラムセスが登場する巻まで辿り着いていないらしく
なんとねね彼は、私がカイルファンと勘違いをしていた。
大きな間違いである。

「は? 何言ってるの。カイルじゃないよ。
あ、そうか。まだラムセス出てきてないんだ。いい、私はね!
カイルじゃなくてラムセスっていうのが好きなの!」
「ああ、このエジプトの黒っぽい人ね」
「え? なんでまだラムセスが登場する巻まで読んでないのにわかるの?」


「帰りにブック○フに寄ったんだけど、天河ファンブックが
100円で売ってたから、思わず買っちゃった!」

「でええっー!ヽ(◎o◎;)ノ 」

さすがのねねも驚いた。気に入ったのか?天河?(笑)


***

残りの天河は2回に分けて貸しました。
15〜23巻までと24巻〜28巻まで。
24巻にはですね、一回目のトルコツアーでアシスタントさんに
書いてもらった薔薇の絵があるんですよ。
ねねのこの世の三番目の宝物です。
(注:一番=ラムセス色紙、二番=カラーの六花)

「いい、この24巻はね。アシスタントさんに描いてもらった
薔薇の絵があるの。
シミつけたり破ったり汚くしたら、
ねね、タダじゃおかないからね!(▼_▼メ)」


「……」

「わかった?」

ねね彼、24巻を手にとる。


「今すぐ読んでこの場で返します!」

ねね彼、24巻を読み始める。

汚したり破いたりしたときのことを想定して、その場で読んで
返したかったのであろう。

なんか〜、ねねがまるでいじめっ子のような感じがしますが、
決していじめているわけではありませんよっ♪

天河の布教してるだけです!


*注意*
これだけ読むと、会って二回目で、私が天河貸して
無理やり読ませたように思えないかしら? 
こんなねねって、すっごい天河ヲタクですっごいバカかも。
さすがにね、会って二回目では天河貸してませんよ(^^ゞ。
確か三回目か四回目だったと思います。
え?かわらない?(笑)。



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