***4号続き***
 
 スパイは誰? リュイ? シュバス? ゾラ?……。
結局のところ、黒幕はナキア皇太后だった。ナキア皇太后に、皇帝陛下の身辺の様子を
伝えるようにゾラは頼まれたという。
「またナキア皇太后か! 大変だ! ユーリの命が危ない!
すぐに皇太后本人とお留守番のイルに書簡を送るぞ!」
 無駄だと分かっていたが、ナキア皇太后に問い詰めの書簡を送ることにした。
 面倒くさいので…いや、ページの都合…いや、HPの容量の都合により(笑)、
カイルの送った書簡の文章は省略。送った書簡に対する返事が、ナキア皇太后から帰ってきた。

我がヒッタイト帝国を統べる偉大なる皇帝陛下へ

  確かに、ワタクシはエジプト遠征に出た兵より、陛下の身辺の情報を入手しました。
 だが、それは陛下の身を心配してのこと。義理ではあるが、ワタクシはあなたの母親。
 息子の身を案じるのは当然のことでしょう。
  ワタクシが、情報をエジプトに…、皇太后であるネフェルティティに漏らしたと…?
 実は、ネフェルティティとワタクシは、ナッキー、ネッチーと呼び合うほどの中の良さ。
 それにワタクシ達の名前は、ナキアの「ナ」、ネフェルティティの「ネ」。
 同じ、「な行」で始まるのをお気づきかな?2人の間で、名づけて「なにぬねの同盟」が
 結ばれているのだ。ネッチーのものは、ワタクシのもの。ワタクシのものはワタクシのもの…っと
 (本音が出てしまった)ワタクシのものは、ネッチーのもの。というように、
 陰で国を支える美女同士、協力しあってるのだ。ネッチーに情報を、書簡にて伝えたが、
 漏らしたというわけではない。誤解しないで頂こう! 母の愛じゃ!

 P.S.
 ネッチーから、皇帝陛下へお見舞いが届いていたぞ。半分はワタクシが
 頂いたが、仕方ないからもう半分は、書簡と一緒に送っておこう。
 『すぐ呪う、すごく呪う』がキャッチフレーズの「ツタンカー麺」と
 「エジプト串団子」じゃ。どちらもエジプト名物なので、心して味わうように。

                            BYなっきー

書簡を読み終えたカイル。
「おい…、エジプトに情報を売った相手は…ネフェルティティなのか…。
まだ、話の流れでは、こちらはネフェルティティに情報が漏れていると分かっていないのだが…」
「ナキア皇太后も、やることがだんだんおおっぴらになってきましたね。
この文面からでは、自分からバラしていると分かっていないでしょうね」
 リュイとラブラブのキックリが言った。
「頼みの綱はラムセス。どうかユーリを守っておくれ!」
 とうとう、ラムセスに祈りをささげるカイル。天はナイル河のほとりにタイトルが
変わる日も近いかもしれない(爆)。
 ネッチーからのお見舞いの品。ネッチー、ホレムヘブ、ラムセスの顔のついた
「エジプト串団子」を見つめながら、皇帝側近は今後の展開に不安を感じるのであった。


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 そうかぁ〜、やっぱりナキアかぁ〜。でも、側近がスパイじゃなくて良かったわ。
もう、ナキア、口ちゃーっく! 誰かナキアの口を縫ってきて!
ちょっとお灸でも据えたほうがよさそうですね。まったくもうっ!
(お灸据えても、肩こりが治っていい気分とか言いそう……)

篠原先生、腱鞘炎になられたとか…。天河が読めないと泣き叫ぶ者はゴマンといます。
ここの続きパロも更新できなくなっちゃうわ。(爆)どうかお大事に…。


ではでは、また(^^)/~~~