宙組公演 「天は赤い河のほとり」
宝塚大劇場に行ってきました!


ネタバレありバージョン



初宝塚で天河! 
原作ファンの感想のページ


A席から鑑賞しました。細部までは見れてないかも〜。
宝塚初心者の感想です。広い心でお読みください。
ネタバレしていますのでお気をつけください。

ネタバレなしバージョンはこちら

第1場 第10場 
第2場 第11場 
第3場 第12場 
第4場 第13場 
第5場  第14場 
第6場  第15場
第7場  第16場 
第8場 第17場  
第9場  第18場  


【出てこなかったシーン】


【主要な出てこなかった人】



第1場 ボアズカレ村(現代)

開幕して最初に思ったのは、舞台のセットの楔形文字の大きさです。
舞台の両脇にライオン門、そのまわりを楔形文字の柱?が囲んでいたんです。
その楔形文字がものすごくでかい!
楔形文字って粘土板にどれだけ小さく書けるかが勝負みたいなところがあるので、
大きな楔形文字に衝撃を受けました。でもわかりやすくていいと思います。
本物はこんな感じです。



余談ですが、私、ヒッタイト語(楔形文字)習っていたことがあるんです。
東京・三鷹の中近東文化センターというところでやっています。
篠原先生はお忙しくて習いに行けなかったので、担当さんに行かせたら
難しくて挫折したというお話を天河ツアーのお食事会で聞きました。
主要なキャラを楔形文字で書いたページはこちら

ちなみにハットゥサのライオン門はこんな感じです。

セットのライオンさん。すごくそっくりでした。
特にお腹のぽっこりが再現できていたと思います。


内容はコミックスでいうとファンブックについていたおまけのお話からスタートですね。
プロフェッサー氷室と詠美の登場。
「おお! そうきたか。いい始まりかも!」と思いました。
原作では氷室とデートしていていきなり水溜まりに引き込まれる……だけど
そこは氷室プロフェッサーが解説してくれていました。


第2場 プロローグ


オープニング。
オールキャラが音楽と共に大集合。圧倒されます。
初宝塚なので、すみません。

誰が誰だがほぼわかりませんでした(*_*)

カイルとユーリ……。あ、あのエジプトっぽい恰好はラムセス?
髪型からあれはナキアで隣はウルヒ?
んん? なんだかひときわ目立つ、黄緑の服を着たちょっとバッタっぽい感じの人は……
おお! イル=バーニだ!
金ぴかのネフェルティティはアンケセナーメだと思いました。
後ほど、宝塚ファンのKさんに聞いたところ、
立ち位置でだいたい誰が誰かわかるとか。
うーん、まだまだねねには知らない世界がたくさんある。
もう一度見て確認したいです。


第3場 ハットゥサの王宮

泉からユーリが出てきてカイルと出会うシーン。
カイルがユーリを我が物にしてしまったので側室とすると言って
連れて帰ってしまうんですけれど、
ここで劇場内から笑いが……。
な、なぜここが笑いのポイントに?
でも笑っていただいてなんだか嬉しいです。
ストーリーがちゃんと理解されているってことですものね。
……って私、一体何目線なの!? (*_*)

ちょっとおかしい……。

と思いつつも鑑賞していました。


第4場 カイルの居宮

ユーリがカイルの宮に連れて行かれて、
ミタンニが攻めてきているという情報が入って来る。

うーん、話が随分飛んでいるなぁ。

ミタンニが出てきたから、これは何巻くらいなのかな?
4巻? あれ? でも、ティト生きてるし、ズワ出てこない。
天河の内容はHPやっているおかげでほぼ暗記通り越して暗唱できているはずだけど、
この日のために、もう一度復習でコミックス読み返してくればよかったなぁ〜。
なーんて考えていると、もう次の場面になって

おお! 黒太子登場。テンポはやっ!


第5場 マラティア

マラティアとの戦争の場面で
「これが戦争なんだ」みたいなことをユーリが言ったら
ハディたちに「戦争も知らないの? 随分幸せな世界に生きてるんだね」言われていたシーン。
なんだかこのセリフに考えさせられました。

本編で出てきたイルヤンカの眼の詳しい話、
ユーリがマラティア軍に捕まってライオンと勝負の場面はなかったですね。
でもちゃんと話は繋がっていてすごいです!
ここでユーリを助けにラムセス登場。
私もラムセスに助けられたい……。


第6場 回想

ナキアの回想ですね〜。
少女時代と現在の配役を分けたことがいいですね〜。
すごいピタリと来る感じがしました。

第7場 カイルの居宮、プルリヤシュ祭

ただ一人の妃を選ぶとカイルが誓う場面ですね〜。
本編と同じでいいですね!

第8場 王宮

皇帝(カイルの父)を毒入りワインで暗殺しようとした罪をかぶせられるカイル。
原作ではユーリがアルヌワンダ1世(カイルの兄)を殺した罪をかぶせられるけど、
こちらのほうが展開としてわかりやすいですね。
カイルとユーリから贈られたワインだから、両方とも失脚できる!
頭の良いナキア様が考えそうです。

ここでザナンザがユーリをかばってお亡くなりになってしまいます。
原作とユーリをかばって死亡……という点では一緒だけど、
そーかぁ〜ザナンザのエジプト婿入りのシーンはないのかぁ〜。
矢がもユーリシーンも期待してたから
そこはちょっと残念ザナンザ。


第9場 王宮前広場 

ティトはコミックスだと二巻のはじめでお亡くなりになるのに
なんでこんなに生きているんだろーなーと、
テンポの速い展開についていきつつも頭の片隅でずっと考えていました。
この第9場を見て納得!
そういうことなのね!
ティト兼ウルスラなのね!
話をまとめるのによく考えられているな〜と感心しました。


第10場 クルヌギア(地下牢)

牢の中にタロスがいるのにビックリー!
娘の三姉妹は王宮勤めなのに、その父であるタロスがなぜ牢に?
どうして? ハッティ族は昔、敵だったから? そのあたりの説明はあったっけ?
カイルが牢に入れられてしまう姿も驚きでした。


第11場 ラムセスの屋敷

皇帝を殺した罪のため、王宮の私兵に追われたユーリはラムセスに助けられ、
エジプトに行きます。

いきなり原点?に戻りますが、宝塚って男役も女性が演じるわけだから
どうしても男性が女性っぽくなってしまうのかな〜なんて思っていたのですが、
ラムセスを見て思いました。

あなたはラムセス!

ラムセスびいきだからなのかもしれないけど、
もう私の頭の中のラムセスのイメージとピッタリです。
声の感じも振る舞いもラムセスです!
宝塚ってすごいな〜と納得しながら観ていました。


第12場 ネフェルティティ


ナキアとネフェルティティが通じていた書簡はこんな感じです。
粘土板にね、お皿の印章がついているの。
ヒッタイトは楔形文字(ヒッタイト語)、エジプトはヒエログリフだから
この粘土板にはアナトリア共通語のアッカド語で書かれてたんじゃないかな〜と思います。
そんなことはどうでもいいですね……。

それにしてもネフェルティティの金ぴか衣装がすごい!
エジプトらしさが出てますね。
黒曜石のイヤリングの片方のお話も省略されていなくて良かったです。
ネフェルティティの胸像はドイツの新博物館にあるんですよね!
天河を追いかけて、トルコ3回、エジプト1回行ったから、
今度はネフェルティティの胸像を見にドイツに行ってみたいなー!
なかなかツアーに組み込まれていない場所みたいなんですよね。
うーん、行きたい!



第13場 赤い獅子

うーん、ごめんなさい。展開が早かったのかな?
この場面はあまり覚えてないです。


第14場 回想


ここの回想。本編ではナキアがウルヒに
「私を連れて逃げて!」とアクセサリーをウルヒにぶつけるんです。
投げるかな?と思ってワクワクしていたのですが
やっぱり投げないですよね。


第15場 再会

カイルとユーリの再会。
テンポが速いのに、しっかり本編の台詞は押さえていていいと思います。


第16場 オロンテス河の戦い

カイルとラムセスが剣を捨てて激しい打ち合いをします。
ちょっとちょっと! オロンテス河の戦いは脱がないと!
原作素っ裸ですよ……ってそんなわけいかないですよね(笑)。
あーでも、マント一枚くらいは脱いでほしかった。

ヒッタイトとエジプトの和平が結ばれますね。
その場に黒太子もいたということは、彼も味方になったのかな?



第17場 二人の皇女

ここも原作と全く同じですね。こういう場面をしっかりやってくれるっていいですね。嬉しいです。
カイルのユーリへのプロポーズもしっかりと描かれています。
ナキアとネフェルティティも悪役だけど、憎みきれない悪役。
そんなところが感情移入もできて物語が面白くなるのだと思います。



第18場 戴冠式〜エピローグ


戴冠式の帽子は私からは白っぽく見えたけど、実際は何色なんでしょう?
戴冠式の帽子といえば、私はトルコ現地(カッパドキア)で買ったこのタワナアンナ冠しか思い浮かばない。

今も持ってます。
もし東京公演に行けたら、この帽子かぶっていこうかしら?(笑)
カッパドキアでこの帽子を見つけたときのことが旅行記に書いてありました。
オタクが群がっています

最後はみんな大集合ですね。
オープニングと違ってみんな大集合でも誰が誰だかわかるようになりました。
でも、すべての人を追うわけにはいかない。
私には氷室と詠美がいたのがわかりませんでした。
このページを完成させるためにも、もう一度見に行かないとダメですかね。

A席からの鑑賞でしたが、本当に楽しめました。
宙組さん、篠原先生、本当にありがとうございます。
そしてこのページを読んでくださっているアナタ!
本当に感謝です。きっと私と同じくらい、天河を宝塚を愛している方ですよね。
これからも一緒に応援しましょう!

連載開始の1995年から今まで(2018年)、
天河でこんなにずっと楽しめるなんて、当時は予想もしていません。
色々な方にありがとうを伝えたいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。



参考文献:宝塚大劇場 宙組公演 天は赤い河のほとり/シトラスの風 パンフレット


〜最後に濃い原作ファンのまとめ〜

【出てこなかった主なシーン】

・鉄拳かかげて、ティト、あなたを天におくります
・ユーリがマラティアで捕まってライオンと戦うシーン
・ザナンザのエジプト婿入り&矢がもユーリ
・偽イシュタルはFカップ事件(Fカップかどうかは本編を読んでお確かめください・笑)
・ルサファが黒い水を飲んで炎夏の秤



【主要な出てこなかった人】
ズワ
アスラン(馬として)、
シムシェック(鷹として)
ウルスラ
アレキサンドラ
ギュゼル姫、セルト姫、アクシャム姫をはじめ貴族の姫君たち



今回出てこなかった、ザナンザのエジプトの婿入り、偽イシュタル。
ルサファのユーリフォーリンラブあたりをやってくれないかなぁ。
3隊長の活躍も少なかったですね。別バージョンで見たいです。
もう少し見たいって思わせてしまう作品ですごいですよね。
良い作品の証拠です。
でも、もし、続編の天河宝塚ができたら絶対に観に行きますよ!
ねね’Sわーるど総力あげて応援します!(迷惑?笑)


お時間のある方はどうぞ

エジプト旅行記
天河を中心にレポートしてあります。

天河トルコツアー
篠原先生とお食事会付き、ハットゥサを含む遺跡巡りツアーに参加しました。


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