***鉛筆の話***




 3人に一人はあるであろう、小学校のときに間違って刺してしまった鉛筆の芯の傷。
あれって、刺青のように黒くいつまでも残っているのよね。勿論、ro-sにもある。
手と足に。手にある人は結構、多いと思うが、何故足に・・・?
今回は、その鉛筆の芯の傷のお話をしようと思う。かなり痛そうな話になりそうだが・・・。
 まずは足。これは小学校2年のとき、なぜか勉強机の上に体育すわりをしていたro-sは、
突然、立ちあがり(机の上)
「飛び降り自殺ー!」
 と叫び、机の上から思いっきり飛び降りた。
 着地した床には……。(机と床の高さ約90cm)削りたての鉛筆が入った鉛筆立てがあった。
運良く鉛筆立ての中に足をズボッ!
「うぎゃあああ!」
 ――ro-sの右足のくるぶし近くには、3つの鉛筆の芯が……。
 一つは消えたが、今でも2つはくっきりはっきりと残っている。
 冗談でやったことなのに、一生の傷になってしまった……。

 もうひとつ、今度は手のひらにある鉛筆の芯の傷。
これも小学生のとき、確か5年生だったと思う。弟の机の棚にハイスクール奇面組のコミックスが
あり、ro-sはそれを読みたかった。コミックスをとろうと思ったが……。
 棚にはぎゅうぎゅうにまんがが詰まっていた。
 どうしても読みたかったのか? 無理矢理グイグイ引っ張った!
 すると……。
 ―――スポン!
 まんがはぎゅうぎゅうの棚から抜けた。しかし、まんがと一緒についていたものが……。
 これまた、机の上には鉛筆立てがあり(削りたて)、鉛筆が勢いのあまり、
グサリと鉛筆が手のひらに刺さってしまったのだ。
 ガーン! 痛い。でも、まあいいか…。
 と思い、ハイスクール奇面組のコミックスを開くと……。
 ―――中はドラえもんだった…。
 どうも、弟がカバーを変えていたらしい。
 悔しかった……。(T_T)
 未だに手を見ると、ハイスクール奇面組を思い出す……。

♪おわり