がんばるねね!
今の職場にいる、大変個性的なオバちゃんのお話。
<その1> ある朝仕事に行くと……。 「○○さん!(←私の名前)、昨日家に帰ったらビックリしたことがあったのよ」 「へ〜え、何ですか?」 「あのね、家の前にフェリーが止まってたのよ!」 「フェリー\(◎o◎)/!」 ねねはタイタニックを思わせる大型船を想像した。 そりゃビックリするわな〜。フェリーなんてでかいものが家の前に止まってれば……。 「そうなの、始めてみたわよ。フェリーなんて!」 「でもどうしてフェリーが止まってたんですか?」 「わかんないわよ! でも真っ赤で高そうだったわー」 「へ〜え〜」 真っ赤なフェリー? ねねの頭の中の大型船に薔薇色の着色がつく。 フェリーなんて船だもの。そりゃ高いでしょ! それも真っ赤……。 でもおかしいな。このオバちゃんの家は内陸部のはず……。?( ̄_ ̄)? 「左ハンドルだったのよ。フェリーなんてうちみたいな田舎では なかなか見ないからジロジロと見つめちゃったわよ!」 ――ああっ! なんだ! フェラーリのことかですね (^^ゞ 。 やっと話が見えてきてちょっとホッ(^。^;)とするねねであった。 しかし…… 「はぁ、なかなか見ないですからねー。フェリーは!」 恐ろしくて本人に訂正はできない。 |
<その2> 「はい、○○さん。×△□検査のアニマル!」 オバちゃんから5oほどの検査関連の冊子をもらう。 冊子には『×△□検査マニュアル』と書いてある。 「このアニマル見てよく予習しておきなさいって!」 うーん、『マ』と『ア』確かに似てるよな。 (ュも抜けてるけど) しばし冊子を見つめたまま沈黙を保つ。 「はい、よく勉強しておきます!」 やはり恐ろしくて訂正はできない。 |